不快感、それがすべての始まり
これは持論だが、神ゲーには最上級の不快感が伴うと考えている。
「最上級」とは、不快指数が高いという意味ではない。
「美しい」という意味だ。
そこには、病み付きになるような不快感が潜んでいる。
ゲームをしているとき最も面白い瞬間はいつなのか突き詰めた時、私はその不快感に気が付いた。
堪らなく不快でありながら、脳を溶かすような快楽を生み出すその存在に
具体的な例を挙げると「俺の屍を越えてゆけ」など最高に不快だ。
家族が死ぬと悲しい、戦闘で負けるとイライラするし、敵なんか強かったらもうああぁあっぁあああって叫びたくなる。
でも、むちゃくちゃおもしろい。むしろその不快感は快楽でしかない。
私はいつしか、ゲームで不快感を味わうことを求めるようになっていた。
しかし、足りない。私はもっと不快な気分になりたい。もっと美しい不快感を味わいたい。
そして気付いたのだ、そんな物は自分で作るしかないと
恐らく、私の言っていることが理解しがたい人間も多いだろう。
それでいい、たったこれだけの戯言を理解されてしまったら、私がわざわざゲームを作る意味も、記事を書く意味もなくなってしまう。
不可解なことも、いつか快楽に変わると信じて、期間限定の女子大生という肩書を振りかざしながらゲームを作っていきたいと思う。